今年も50km2012/10/06

 4:00起床
 普段の土日なら、8:00過ぎまで寝ててもなかなかエンジンかからないのに、こう云う時は、あっと云う間にエンジン全開になるのは、何でだろう?
 今日は、第5回多摩川ウォーキングフェスタ・・・
 第2回から参加している50kmコースに、今年も飽きずに参加する。
 朝と昼用のおにぎりを作りながら、TVの天気予報を聞いていると、「午後からパラパラとにわか雨があるでしょう」
 え゛っ・・・?
 昨日までは、全然雨の話など、出てなかったのに
 おにぎりを作り終わってから、昨夜のうちに準備していたリュックに、急遽、折り畳み傘を突っ込む。

 4:40
 出かける前に、念のため血糖値を測ると、95mg/dl
 とりあえず、インスリンなしでモカチョコクリームパンを半分だけ食べて、羽村の堰に向けて出発。
 裏道を通ってお寺坂まで来ると、坂上(羽村駅方面)から、リュックを背負った人たちが、次々と歩いてくる。

スタート会場には長い行列が

 5:25
 50kmコーススタート地点の羽村の堰には、暗い中、既に、長い行列が出来ていた。
 去年も同じくらいに会場に到着したはずだが、こんな行列はなかったから、参加者は増えているのだろう。
 暫く待っていると、受付が開始されて、順番にゼッケンと参加記念品の袋を貰う。
 ゼッケンに名前とメッセージを記入して、安全ピンでリュックに留める。
 2人分の参加記念品の袋をリュックに突っ込んで、いざ、スタート!

いよいよスタート

 天気は少し曇っているが、暑くも寒くもなく、ウォーキングにはちょうど良い。
 最初から飛ばしている人もいるが、別に、時間を競うわけではないのだから、のんびり行こう。

 歩き始めて約1時間で福生南公園に到着。
 血糖値は127mg/dl・・・まずまずだ。
 いつもは、この辺で朝食のおにぎりを食べるのだが、今日は、もう少し先まで行ってみよう。
 
多摩川の土手を、参加者は行列になって歩く

 この辺りでは、まだまだ、みんな元気一杯で、行列が結構詰まっているので、追い越すのが一苦労だ。

 7:30
 10kmポイント通過。
 血糖値は112mg/dl・・・何も食べずに5km歩いて15mg/dlの低下
 まだまだ順調

 8:40
 血糖値は105mg/dl
 そろそろ、おにぎりを食べておこう。
 ヒューマログは普段より1単位減らして7単位、ランタスは2単位マイナスの16単位とする。

 9:20
 関戸橋(約20km)到着
 この辺になると、参加者の列はかなり広がってきて、自分のペースに合わせやすくなる。
 血糖値は94mg/dl

関戸橋通過

 天気予報では「曇り」とのことだったが、だんだんと日差しが強くなってきて、暑さも増してくる。
 早くも、Tシャツが汗で濡れ始めた。
 以前は、少々運動しても、あまり汗をかくことはなかったが、昨年の夏あたりから、やけに汗をかくようになったのは、これも、自律神経系の障害の一部なのだろうか?
 9日の定期検診で、先生に訊いてみよう。

 10:30
 おにぎりを食べてから丁度2時間経ったところで、血糖値91mg/dl。
 とりあえず、インスリン単位はほぼ合っていたようだが、場合によっては、昼までに補食が必要になるかもしれない。

 11:30
 多摩川児童公園到着
 血糖値は102mg/dlで、補食しなくても、血糖値は安定している。
 これまで3回は、だいたい12:00頃にここに着いて、土手に腰を降ろして昼食にしていたが、一度休んでしまうとその後ペースが落ちてしまうので、今回は、休まず先に進むことにしていたのだが、奥さんが「気持ち悪い」と云いだしたので、少しだけ休憩することにした。
 一度はリタイアも考えたが、5分ほどすると、「大丈夫」と云ったので、近くの自販機で冷たい飲み物を買って、ゆっくり歩き始めた。
 
 9時前におにぎりを食べた後は、ポカリを飲んだだけで、固形物は何も食べていないのに、不思議なことに、全く空腹も感じないし低血糖の兆候もないまま、13:00、二子玉川運動公園に到着。
 公園に降りる土手の脇に、たぬきの幟が風にはためいていたので、思わず、写真を撮っていると、コース案内のスタッフのおじさんが笑っていた。
 奥さんのリュックをお腹の前に抱えていたのが、「たぬき」に見えたのかも知れない。

お友達みっけ

 ところが、野球場の間を抜けて、兵庫島公園に向かっている途中で突然目眩がしてきた。
 「突然」と云う言葉が、これほど相応しい状況は、これまでに体験したことはない。
 グランドの端まで来て、8kmコーススタート地点のテントが見えてきた途端に、いきなり目の前がくらくらしてきて、足が思うように前にでなくなったのだ。
 つい何十秒か前まで、全く何の異常も感じなかったのに、まっすぐ歩けない。
 お腹に抱えたリュックを奥さんに返して、ズボンのポケットからウィダーを出して、とりあえず1/3ほど一気に飲む。
 ・・・と、数分して目眩が治まったので、何とか、テントに到着。僅か300mに10分以上もかかってしまった。
 木陰でおにぎりを食べようと思っていたが、ふと、テントの前の売店を見ると、「氷」の旗が揺れているではないか!

 う゛・・・

 この暑さの中で、これほど、心惑わせるアイテムはほかにない。
 見ると、ほかのウォーキング参加者も、店先のテーブルで色とりどりのかき氷を食べている。
 あんなに気持ち悪かったのも忘れて、誘惑に負けてしまった自分が、情けない。
 店内のテーブルについて、早速血糖値を測る。
 80mg/dl
 おにぎりを出して食べようしたところ、柱に「持ち込み飲食禁止」の張り紙が・・・
 
まだ10km以上残っているのに、かき氷誘惑に勝てず・・・

 シロップたっぷりのかき氷は、結構ボリュームがあって、何だかこれだけでお腹一杯になった感じがして(実際に、糖分はかなり補給できたはずだ)、インスリン打つのも面倒なので、もう少し先まで行ってみることにした。

 二子玉川駅の先はスーパー堤防の工事中のため、一旦、都道(多摩堤通り)沿いの歩道に上がる。
 途中、「明神池前」と云うバス停があったので、気になって周囲を探してみたが、それらしい池は見当たらない。

 再び河川敷に降りると、ここから先は広い砂利道になる。
 道の真ん中付近には、小さな砂利が撒かれて歩きにくいので、左右の土や草の上を歩く。
 「午後は、にわか雨」どころか、強烈な日差しの下を、延々と歩く。

 東海道新幹線とJR横須賀線の高架の下を抜けると、ゴールのガス橋緑地のテント群が見えてくる。
 ・・・が、50kmコースは、このまま約2km先の多摩川大橋まで行って折り返してこなければならない。
 昨年までは、折り返し点ではチェックがなかったので、最後まで行かずにゴールに入ってもわからなかったが、今年は、折り返し点でスタッフがチェックしていた。

 折り返して少し戻ったところで、遅れてきた奥さんとすれ違ったので、奥さんのリュックを預かって、暫く休むことにした。
 ベンチに腰掛けて血糖値を測る。
 95mg/dl
 兵庫島公園から先は、ウィダーを少しずつ飲みながら来たため、低血糖を起こすこともなかったが、50kmを歩いてきて、血糖値も、歩く速度も、こんなに安定しているのは、奇跡的で、かえってコワい。

 16:20
 ゴール!!!!!
 休憩を含めて約10時間半の旅は、こうして、無事終了した。

今年も50km歩いたど~

(10/8追記)
 夕食前(19:30)血糖値69mg/dlのため、ヒューマログは通常より3単位減らして、眠前のランタスは無しにしたところ、夜中に運動後遅発性低血糖も起こすことなく、7日の朝(8:00)の血糖値は124mg/dlだった。
 脚の痛みも殆ど残っていないし、今回のウォーキングは、5年前の発症以来の運動の中で、最も体調が安定した1日だった。

(カメラの時計は約10分進んでいます)