楽しい仲間たち ⑤2010/07/30

山の上で、行列に並んで記念写真撮ったのは初めてだ
 ここでIDDM一行は、お鉢巡りチーム(一部、郵便局往復)と下山チームに分かれて、それぞれ出発。
 お鉢巡りチームに参加したのは自分も含めて9名。
 左手に延々と広がる雲海を見下ろしながら、大小様々の溶岩がゴロゴロする道を歩くこと約20分で、富士山頂郵便局に到着。
 ここで、更に先に進むチーム(自分を含め5名)と、ここから須走コース山頂に引き返すチーム(奥さん含む4名)に分かれる。

 日本最高峰剣が峰直下の馬の背の急坂は、何度歩いてもヒヤヒヤする。
 自分自身の足元もさることながら、下ってくる人が、いつ転がってくるかわからないので、一歩進むごとに、上の様子に気を配らなければならない。
 見ていると、やはり、最近の富士登山ブームのおかげか、いかにも「初めて」と言う感じで、おどおどしながら屁っ放り腰で下ってくる人が多い。
 「そんなに腰引いちゃ、滑るぞ」
 と、注意する間もなく、案の定、ズルリ!

 馬の背を登りきると、そこには、長い行列が・・・
 「な、な、何なん?」
 と、行列の行く手をみると、剣が峰山頂の石碑まで続いている。
 日本一高いところで記念写真を撮るための行列のようだ。
 過去2回来た時には、こんなことはなかったから、やはり、登山者数は圧倒的に増えているのだろう。
 後で奥さんから聞いたのだが、富士山頂郵便局では、マナーの“マ”の字も知らない中国人の団体が、例によって例の如く、順番も守らず好き勝手やっていたそうだ。
 登山家の田部井淳子さんが「日本人なら富士山に登ろう」なんて本、出版してたが、先ほどの小屋前の大混雑と言い、この状況を見る限り、ちょっと無責任な気もする。
 「都会の雑踏を離れて、雄大な自然の中に身をおいて、自分自身を見つめなおす」つもりが、3776mの日本最高峰で、人混みに足を踏まれ、長蛇の列に並ばなければならないなんて、これはもう、登山の冒涜にほかならない。

 などと考えながら、並んで待っている間に、Kさんの携帯に、郵便局往復組のMさんから「ひとりのメンバーとはぐれた」とメールが入った。
 直接連絡とろうにも、電話番号やメールアドレスを知っている人がいない。
 主催者のSさんに電話しても、通じない。
 やきもきしながら待っていても、一向に、続報が届かない。
 そうこうしている内に、列が進んで、自分たちの順番がきたので、5人で「日本最高峰富士山剣が峰」の石碑に並んで記念写真を撮り、展望台に上って、影富士を見る。

 暫く待っても郵便局往復組からの連絡がないので、自分とKさんで、馬の背を下って戻ることにした。
 郵便局の周囲を探したが、いそうにない(もっとも、はぐれてから30分以上経っているだろうから、いなくても不思議ではないが・・・)し、特に事故が起こった様子もないので、途中で会えるかもしれないと戻り始めたところに、Mさんから「いた」とのメールが入る。
 二人、ほっと安心して、待ち合わせ場所(須走コース山頂東京屋前)に戻る。

 待ち合わせ場所で、お鉢巡り組の3人の到着を待ちながら、山小屋でもらった弁当を食べる。
 3人が到着したところで、一足先に下ると云う新潟のMさんと一緒に、奥さんと3人で下り始める。
 午前8時55分。

 砂走りの下山道は、面白いほどに、ぐんぐん下れる。
 7合目で、先行していたメンバーに追いついた。
 ここで暫く休憩して、再び、砂走りを下る。
 7合目から少し下ったところに、崩れて崖のようになっているところが一か所あって、そこだけは、滑落しないよう慎重に下るが、それ以外は、土煙りを上げながら、ジグザグに駆け下る。
 まるで、スキーの大滑降だ。

 午前11時、砂走り5合目着。
 主催者のSさんたちと再会。
 千葉のMさんは、携帯でタクシーの手配などしていたようだが、結局、早く帰るのは止めて、みんなと一緒に行動することにしたようだ。

 ここからは、樹林帯の道を木漏れ日を浴びながら約30分で、須走5合目の売店前に到着。
 午前11時45分、無事、下山。

 この後、全員が下山するのを待っている間に、「駐車場が空いてきた」と云うので、自分を含めて4人のドライバーで、車を取りに行ったのだが、「ふじあざみライン」を実際に登ってみて、昨日のタクシーの苦労がよくわかった。
 
 午後2時過ぎ、メンバー全員が下山完了。
 持ってきた車に分乗し、浅間神社の駐車場に戻る。
 
 「みなさん、お疲れさまでした」

 全員で記念写真を撮って、解散。
 東名高速に乗る人たちは、御殿場の温泉に行くとのことだったが、中央高速に戻る自分たちはここでみんなと分かれて、近くの「天恵」と云う日帰り温泉施設に立ち寄って帰った。

 かくして、3度目の富士登山は、楽しい仲間たちとの楽しい2日間となった。


(今回のコースタイム)
須走五合目(9:00)―――(11:10)六合目(11:50)―――(12:40)本六合目(13:20)―――(15:00)七合目(15:30)―――(16:15)本七合目(17:00)―――(17:25)八合目(17:25)―――(17:55)上江戸屋(23:30)―――(1:30)須走山頂―――≪ご来迎、剣が峰往復≫―――須走山頂(8:55)―――(9:45)七合目(9:55)―――(11:00)砂走り五合目(11:15)―――(11:45)須走五合目