近くて遠い山(その1) ― 2013/05/05
「今年のGWはどこ登ろう」
浅間嶺を歩いた翌日から、ずっと、そのことばかり考えてきたが、なかなかまとまらない。
1型糖尿病を発症した2007年から、欠かさず続けてきたGW登山。
2007年は川苔山(おそらく、この山行前後に、原因ウィルスに感染してしまったのだろう)、2008年雲取山(発症後初の登山)、2009年両神山、2010年瑞牆山、2011年赤城山、そして去年は何故か三頭山(急にショボくなった)・・・
あぁ、どこが良いかな?
山の本を開いてみても、「ピピッ」とくるものがない。
インターネットで山情報を探してみても、「ここ」と思えるところがない。
行き先が決まらないまま、遂に、GWに突入!
・・・と、何の脈絡もなく、正月に福生を散歩していた時に、やけに近く大きく見えた丹沢の山々が、頭の中に浮かんできた。
そう云えば、これまで丹沢には1度も登ったことがない。
高速を使わなくても2時間程度で行けると云うのに、「山」と云えば、不思議と、「西」か「北」しか思い浮かばないのは、何故だろう?
「よし、今年は丹沢に決めた!」
さて、それじゃぁ、丹沢のどこを目指そう・・・
普段こちら側から眺めているのは、丹沢山から蛭ヶ岳の裏丹沢の山々だが、こちらはアプローチが意外と不便だ。
塩水橋から丹沢に直登すれば、日帰りで蛭ヶ岳まで往復してこれるが、登山口には駐車場がない。
念のために観光協会に電話で確認してみたが、GW前半も混雑したようで、林道のかなり下まで車が詰まっていたようだ。
せめて管理人でもいればいいのだが、交通整理もしていない路肩に、そんな状態で大切な山の相棒を放置して行くのには、あまり気が進まない。
てなわけで、今回は、大倉から塔ノ岳に登ることにした。
浅間嶺を歩いた翌日から、ずっと、そのことばかり考えてきたが、なかなかまとまらない。
1型糖尿病を発症した2007年から、欠かさず続けてきたGW登山。
2007年は川苔山(おそらく、この山行前後に、原因ウィルスに感染してしまったのだろう)、2008年雲取山(発症後初の登山)、2009年両神山、2010年瑞牆山、2011年赤城山、そして去年は何故か三頭山(急にショボくなった)・・・
あぁ、どこが良いかな?
山の本を開いてみても、「ピピッ」とくるものがない。
インターネットで山情報を探してみても、「ここ」と思えるところがない。
行き先が決まらないまま、遂に、GWに突入!
・・・と、何の脈絡もなく、正月に福生を散歩していた時に、やけに近く大きく見えた丹沢の山々が、頭の中に浮かんできた。
そう云えば、これまで丹沢には1度も登ったことがない。
高速を使わなくても2時間程度で行けると云うのに、「山」と云えば、不思議と、「西」か「北」しか思い浮かばないのは、何故だろう?
「よし、今年は丹沢に決めた!」
さて、それじゃぁ、丹沢のどこを目指そう・・・
普段こちら側から眺めているのは、丹沢山から蛭ヶ岳の裏丹沢の山々だが、こちらはアプローチが意外と不便だ。
塩水橋から丹沢に直登すれば、日帰りで蛭ヶ岳まで往復してこれるが、登山口には駐車場がない。
念のために観光協会に電話で確認してみたが、GW前半も混雑したようで、林道のかなり下まで車が詰まっていたようだ。
せめて管理人でもいればいいのだが、交通整理もしていない路肩に、そんな状態で大切な山の相棒を放置して行くのには、あまり気が進まない。
てなわけで、今回は、大倉から塔ノ岳に登ることにした。
5/4 23:30
GWで駐車場も混雑が予想されるので、早めに着いて車で仮眠することにして、出発。
いつものGW登山とは違って、今回は、奥多摩街道を東に向かう。
国道16号線から国道246号線を経由して、登山口のある秦野戸川公園には、予想していた渋滞もなく、約2時間で到着。
公園の駐車場は8:30からなので、手前の24時間駐車場に車を入れる。
40台くらいは停められそうな駐車場には、既に7、8台の車があった。
車を停めて外に出てみると、満天の星空...
昨年の秋に那須岳に行った時に見上げた星空ほどではなかったが、秦野の街中から大して離れていない場所で、これだけの星が見れるのに、少し驚き。
公園のトイレから戻ってくる途中で、後から駐車場に入ってきたおじさんが、ヘッドランプの白い光を揺らしながら歩いてくるのに出くわした。
これから塔ノ岳まで登って、ご来光を見てくるのだそうだ。
見ると、同じ様な登山者が数組、登山口目指して歩いている。
空は綺麗に晴れているので、多分、素晴らしいご来光が見られそうだ。
車に戻って、持ってきた毛布にくるまって、仮眠をとる。
4:00
目を醒ますと、外は明るくなっていて、車もかなり増えていて、あちこちに身仕度を整えている登山者の姿も見える。
当初は6:00出発の予定だったが、彼らを見ていると、こちらまでウキウキしてきて、じっとしていられないくなる。
後部座席で寝ている奥さんに、「5時に出発したい」と云うと、「もう少し寝ていたい」と言われたので、中間をとって、5:30出発とする。
駐車場に到着した時に測ったら257だったのでインスリン2単位打って寝たのだが、念のために測ってみると235...
全然下がってない!
運転後はいつもこうだ...
歩く前だがこのままだと疲れてしまうだろうから、練乳フランスを半分だけ食べて、4単位打っておこう。
5:30
戸川公園のロータリーには何処かのツアーバスが1台停まっていて、まだ開いていない売店の前で20人くらいの中高年団体が、ガイドらしい男性の声に合わせて準備運動をしていた。
出来ればこの団体よりも前に出発したかったが、女性用トイレが混んでいたようで、結局、彼らより10分遅れで戸川公園を後にする。
舗装された車道を登ると登山口が現れるが、ここから先も、暫くはコンクリート舗装の坂道が続く。
植林の間をゆっくり歩いて、やがて、左に焼き物の上り釜を通りすぎると、いよいよ、山道に入る。
山道に入って暫くして、先程の団体を追い越す。
その他には、一人か二人連れの登山者が数組いるくらいで、全く予想外れだ。
木々に覆われた山道をジグザグに登っていくと、やがて、広い尾根に出る。
ここから先は、バカ尾根と呼ばれる、だらだらと登りが続く大倉尾根の登山道だ。
ただの登山道ならばまだ良いが、あちこちに木道や、人の脚上げの高さを全く無視しているとしか言い様のない板や土留めの階段が、あちこちに造られていて、とにかく歩き難いったらありゃしない。
駒止小屋を過ぎてつづら折れの樹間の道を登って行くと、目の前に、雪を纏った富士山の山頂が、白い雲の上に浮かんでいた。
昨日まで本州上空まで張り出していた寒気も北上し、今日は、あいにく朝から気温が上がっているため、麓から湧き上がった雲が、山肌にまとわりついて離れない。
少し残念ではあるが、まぁ、仕方がない。
やがて、傾斜がきつくなったガレ場をひと登りすると、何やらヒラヒラするものが目についた。
白地に青い波の上に赤文字で「氷」と大書されたその旗は、まるで、登山者を誘惑するようにはためいている。
今日の山行はまだ始まったばかりで先は長いが、頭の中では、
「(食べるのは)今でしょ」
の声がリフレイン...
少し遅れて登って来た奥さんの顔にも「今でしょ」と書いてある(ように見えた)。
花立山荘に入って、レモンとイチゴのかき氷をひとつずつ買うと、山荘前広場のベンチに腰掛けて、青空の下に連なる山並みを眺めながら食べる。
う~っ、サイコー(^^)
花立山荘から更にひと登りして金冷シで鍋割山からの道と合流すると、塔ノ岳は、目と鼻の先だ。
9:25
広い頂には、どこから湧いてきたのかと思うほど、大勢の登山者がいて、山頂標をグルリと取り囲むように作られた雛壇状のベンチに腰掛けて、食事をしたり、景色を眺めていた。
必要以上に大きな山頂標の前で記念写真を撮った後、蛭ヶ岳が真正面に見える北西側の雛壇に座って、遅めの朝食とする。
案の定、富士山は巨大に膨らんだ雲に隠れて見えなくなっていたが、遥か彼方に、ううっすらと、南アルプスから中央アルプスの峰々が、残雪の白い稜線を連ねていたのには、暫し、食事も忘れて見いってしまった。
(本日のコースタイム)
戸川公園(5:40)---(5:50)登山口(5:50)---(6:30)雑事場の平(6:35)---(7:10)駒止茶屋(7:10)---(8:30)花立山荘(8:45)---(9:05)金冷シ(9:05)---(9:25)塔ノ岳(10:35)---(11:08)新大日(11:08)---(11:47)行者ケ岳(11:47)---(12:10)烏尾山(12:55)---(13:30)三ノ塔(13:40)---(14:45)牛首(14:45)---(15:45)戸川公園






最近のコメント